200のハディース


慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において




第九章: 商売について

125 ジャービルによると、アッラーの御使いは言われた。「アッラーは、売るに際 し、買うに際し、借金の清算を求めるに際し、寛大な者に 恵みを垂れ給います。」

    (アル=ブハーリーによる伝承)

126 アブー・サイードによると、アッラーの御使いは言われた。「正直で信頼できる商人 は、預言者たち、篤信者たち、そして殉教者たちと共にい ることになります。」
    (アッ=ティルミズィーによる伝承)

※注−正直で信頼のできる商人は、楽園において格別の待 遇を受けることができるということ。
127 イブン・ウマルによると、アッラーの御使いは言われた。「人は、同意を得ての上 でない限り、兄弟の携わる取引に横から介入してはなりま せん。また、兄弟の求婚に横から入り込んで婚約してはな りません。」
    (アル=ブハーリーとムスリムによる伝承。引用はムスリムの伝える表現による)

128 アブー・フライラによると、アッラーの御使いは言われた。「ある者が破産した場合、 破産者の財に対する権利は、まず彼が負債を負う者にあり ます。」
    (アル=ブハーリーとムスリムによる伝承)

129 アブー・アル=ヤサルによると、私はアッラーの御使い様が「債務者に返済の延期を認め る者、あるいは負債を軽減してあげる者を、アッラーはご 自身の日陰の下に守ってくださいます。」と言われるのを 聞いた。
    (ムスリムによる伝承)

130 ワースィラ・イブン・アル=アスカウによると、私はアッラーの御使い様が、「欠陥商品を売り、それを 買い手に伝えない者は、アッラーの御怒りのうちに留まる でしょう。あるいは、天使が彼を呪い続けるでしよう。」 と言われるのを聞いた。
    (イブン・マージャによる伝承)

131 アブー・マスウード・アル=アンサーリーによると、 アッラーの御使いは言われた。「あなたがたより以前の 時代のある者が審判を受けました。彼は金持ちで人々と取 引をしていましたが、貧者に対しては支払いを大目にみて やるよう使いの者に命じていた以外には、彼には何の善行 もありませんでした。アッラーは天使たちに向かって言わ れました。『我はそのことについては汝よりも相応しい。 彼を大目に見てやりなさい。』」
    (アル=ブハーリー、ムスリム、アン=ナサーイーによる伝承)

※注−人が貧者に対して支払いを大目に見てやる以上に、 アッラーは人の罪をその者のわずかな善行によって大目 にみてくださるのである。
132 アブー・フライラによると、アッラーの御使い様は食料の積んである傍らを通られ、 手をその中に入れられると彼の指が湿り気を帯びた。そこ で彼は、「ご主人、これはなんですか。」と尋ねられた。 食料の主が「雨に濡れたのです。アッラーの御使い様。」 というと、「人が見てわかるようにそれを食料品の一番上 に置かなかったのですか。人を欺く者は私の仲間ではあり ません。」と言われた。
    (ムスリムによる伝承)

※注−「私の仲間ではない」とは、信仰が完全でなく敬虔 なムスリムとはいえない者を指す。

日本ムスリム情報事務所